青木 皐

定価: ¥ 714
販売価格: ¥ 714
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おすすめ度:

発売日: 2004-09
発売元: 集英社
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人体常在菌のはなし―美人は菌でつくられる (集英社新書)をまだ読まれていない方には、私から強くオススメいたします。
もうすでに沢山の方がこの人体常在菌のはなし―美人は菌でつくられる (集英社新書)を読まれているとは思うのですが、もしまだという方がいらっしゃるなら、この機会にお読みください。実は私もお友達が読んで良かったと聞いていたので、ワクワクしながらすぐに購入したんです。
そして読み始めたら、あっという間にその日のうちに読んでしまいました。それほどこの人体常在菌のはなし―美人は菌でつくられる (集英社新書)は気軽に読めて、それでいてとても参考になる本だと言えます。要点がまとまっているので、あとで読み返すときにも役に立つでしょう。買って良かったと思える一冊ですね。
腸内細菌の次は「表皮ブドウ球菌」を育てよう
どんな本を読んでても思うのは、最新の真摯な研究から導き出されるのは、歴史が証明する生活の知恵だったり、昔ながらの生活様式だったりする、ということ。
「衛生の基本は、整理、整頓、掃除、清潔、清浄。...面倒に思うより、「いい運動だ」と思ってやってしまったほうがいい。」おっしゃる通りなのであります。
他には(いずれも筆者要約)、
・肌がギトギトするのは脂が多いからじゃなくて、乾燥してカサカサだから。肌ががんばって保湿しようとする。きちんと保水してやればよい。ゴシゴシ洗うと表皮ブドウ球菌まで洗い流されて、傷跡に黄色ブドウ球菌が増殖してしまう(日和見感染)。
・(食べ物として)何を入れるかばかりが議論されて、如何に出すかという議論がない...便秘の人は、何が何でも出すという気迫が薄いのではないか。
なんてのもあります。
ブドウ球菌ていうのはブドウみたいな形してるからなんですって。ブドウ糖と関係あるのかと思ってた。
気持ちはわかるけど
うちの奥さんなども洗顔は念入り、除菌、殺菌大好きなデオドラントな人ですが慢性的な肌荒れに悩んでいたりします。
筆者は現在の過剰なデオドラント文化が大嫌いのようで、一貫して自然な雑菌にまみれた状態を褒め称えます。
それは良いのですが、記述内容は筆者の個人的好みを主張する部分が多く、科学的根拠がやや少ないと感じます。
また、歴史的に公衆衛生が人類にもたらした恩恵に全く触れていないのはバランスを欠くように思います。「分娩のときは消毒は不要かも」とは若干暴走気味ではないでしょうか。
というわけで減点です。
逆説的だが示唆に富む本です。
人間は細菌の助けなしでは生きていけないということを逆説的に説く。皮膚に表皮ブドウ球菌が適当に繁殖していると、皮膚はしっとりとしつやつやになる。著者はこれを「美人は菌でつくられる」と言う。またもし腸内に大腸菌がいなければステーキの消化はできないだろうし、もっと危険な細菌が入った時、大腸菌がそれを攻撃しないから、危険な細菌が繁殖することになるだろうと言う。細菌の人間に対する効用を知らされる本である。大事なのは細菌との調和であり、細菌を殺すことでないのだと知らされる本である。
